本日、都議会会派 地域政党自由を守る会にて、小池都政へ令和4年度予算「提言」を提出いたしました。
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▲武市筆頭副知事へ手交

予算というと、あれしてこれして「おねだり要望」が多い中、自由を守る会は当選以来「あれするな、これするな、サボっとらんときちんと働け」「提言」をしております。

一人会派なので、提言の説明時には、小池知事は離席し副知事対応とはなりましたが、ライブ配信もされており、直接理事者トップに声を届ける貴重な機会、わずか5分ですが思いのたけを届けました。

元Yahoo!社長宮坂学副知事が強固に推進するDXバラマキの抑制も盛り込み、何より都立墨田川工業高校で発生したあってはならない、危険飛び込み指導による頸椎損傷の「学校災害」、トンデモ教師指導による若者の未来を奪った大事故のについても猛省を促す思いも込めた「提言」となりました。

「自由を守る会令和4年度予算提言」全文はこちらです


▲2:23:55からお姐の出番です

はじめに

19次にわたり補正を重ね、前代未聞の17回もの専決処分を繰り返し、12億円もの広告費をかけても深刻な被害を都民に与えた自宅療養者は少なくとも56名亡くなるなど第5派が甚大化した。毎々小池知事は国政政局、IOCを忖度し、そして国政進出の野心を伺うことを優先し都民の命と経済、財産である都民の税金をないがしろにしてきたことの証左であります。昨年の今頃は、大手飲食チェーンへの時短協力金を認めず、営業を続ける事業者を一社をつるしあげるような制裁を加え、都民、事業者、都政を恐怖政治に陥れたことは都政史上において汚点となってしまうことでしょう。このような状況をすでに予見して昨年令和2年度3年度も予算提言をしたものの、自由を守る会からの警鐘と提言を一顧だにせず黙殺したことから、決算は過日反対させていただいたわけです。
当初は、我々の提言を、顧みなかったことが今般の事態を招いてしまったわけで、令和4年度予算提言においては、このような不誠実な姿勢を繰り返さないことを強く求めるものです。

見えない白いハコモノ問題

時短協力金申請サイトと、コールセンター、は当初博報堂へ100億もの血税を支出しながらも、遅配、申請時のシステムトラブルが止まることなく、指摘を続けてきましたが、ようやく最終盤業者をトランスコスモス株式会社へ変えました。
第4波をうけ、一日も早く医療従事者へワクチン接種をっ住めなければいけなかったにもかかわらずGW直前に、個人情報が漏洩し、ネット申請ができないというあってはならないシステムトラブルに見舞われました。事業社は株式会社デジタルガレージでした。
約10億円もかけ、株式会社博報堂に委託契約した若年層向け「新型コロナウイルスワクチン接種推進キャンペーン事業」、「TOKYOワクション」について、かねてより私は、そもそも必要性に乏しい、接種率が7割を超えたのだから中止をすべきであると指摘をさせていただいております。京都の登録者は、2回接種済みの都民をベースに計算しても、わずか3%ほどと先日報道されています。
東京都のワクチン証明アプリ 登録わずか3% 協賛店も広がらず 2021.12.18 東京新聞

長らく、公共事業の道路や役所建造物、見えるハコモノの問題が指摘され、入札制度など改善されてきましたが、システムは目に見えずその評価が非常に難しいものです。
都民と事業者の命の経済がかかっているというのにあってはならないこれらのシステムエラーは、建物でいえば、橋がおちる、倒壊する、欠陥建造物に等しい大事故であり、その金額の妥当性、ペナルティも今後厳しく精査されねばなりません。
DX化に名を借りた新たなバラマキにまず、大きな危惧を頂いており、DXより都民の命と生活ということを強く求めた次第です。

墨田工業高校頸椎損傷事件に猛省を促す

2016年墨田工業高校で愚かな教員が危険な飛込みを強要し頚椎損傷をさせ生涯にわたる重度障害を負わせた「学校人災」を風化させてはなりません。

水泳授業、3年男子生徒が首骨折 都立高、飛び込み練習でプールの底に頭打つ 2016.9.27 産経新聞

スポーツ万能の男子高3生が、愚かな教員の指導で一生を台無しにされたのです。
プール画像
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▲事故直後の内山起龍さん

事故直後からお姐も問題視をして、誠意ある生徒によりそった対応を求めており、教育庁は「都教育委員会は、当該生徒さんの一日も早い回復を願い、当該生徒さんやご家族からの要望等を真摯に受けとめ、あらゆる支援に最大限努めてまいります。」(2016年10月第3回定例会一般質問 問4部分参照)と答弁をしていました。

体育・部活で命と健康が奪われぬ学校現場に!! 2016.12.14

先月行われた裁判の調査をしていたところ、23歳となった被害者の内川起龍さんと面識を得ることができ、都の報告とは明らかな乖離があることが判明しました。
東京都及び、当該教員のあまりに不誠実な態度に対して刑事訴訟となり異例の本起訴の公開裁判となり100万円の罰金刑が下されました。

しかしながら事件の大きさ深刻さ、内川さんとご家族のことを鑑みれば懲戒処分「停職6カ月」(現在当該教員は復職している。)、罰金100万円では、あまりに軽いのではないかと考えざるを得ません。
是非以下記事をご一読いただきまして、思いを共有して頂ければ幸いです。

高校の水泳授業で飛び込み指示し生徒に大けが 22日 教諭に判決

プールの授業が奪った少年の未来 「僕は壊れてしまった」

プールの授業が奪った未来 判決後に届いた1行のメッセージ

東京都が真摯な対応をとることは当然ですが、今後は、教職員を含めた都職員がこのような重大事故を引き起こした場合は、刑事訴訟法に乗っ取り告発をすること。
東京都が負担した損害賠償金については、国家賠償法に基づき学校・教職員を含む関係職員に求償権を行使し(当該職員にも損害賠償金の一部を負担させること)、支払った金員を回収することで財政を回復するとともに、職員のモラルの確保と再発防止を行うことを強くっ求めました。

お姐総括!

去る7月4日に実施された第21期東京都議会議員選挙において、国政政党、労働組合、既得権益集団と一線を画し、小池百合子東京都知事と真っ向対峙する中、「自由を守る会」上田令子は、江戸川区では初めての完全無所属での再選を果たしました。初当選以来、3300問の質問を敢行し、独自調査と分析によるエビデンスに基づき、東京都の行政運営の瑕疵を指摘し、改革・改善進めてまいりました。

今般予算編成にあたり、地域最優先・生活重視の個々の都民の生活の向上と幸いの実現を心から願い、引き続き、今後も庶民生活を守るため「税金の無駄づかい、理不尽、不正・癒着天下り、ズルイことを許さない!」改革を進めるため一歩も引かずに予算提言を実現するために、邁進いたしますことを、都民にお誓い申し上げます。