東京都議会議員選挙
4年に1度の東京都議会議員選挙が、6月25日告示、7月4日投開票の日程で実施されます。
自由を守る会としても、都議会での議席維持に向け、全力で準備を進めているところです。
一方、新型コロナウイルス感染症はいまだに猛威を振るっており、終息の兆しは全く見えておりません。
都内におきましても連日、3ケタの感染者が明らかになっております。
選挙運動における3密
選挙運動は、有権者が候補者を選ぶにあたって、政策や政見、人となりなどを知るために不可欠なものであり、
民主主義の根幹中の根幹ですが、組織的動員や多数の人員が集まっての共同作業がどうしても伴うものであり、いわゆる「3密」状態になる恐れがあります。
それによって感染が拡大、選挙によってクラスターが発生するようなことは、都民や事業者の日常生活や経済活動に多くの制約や不便をきたしている
「自粛」をお願いしている政治家として率先垂範すべきであり、選挙運動などによる感染拡大は、絶対に避けなければなりません。
選挙運動を主導する候補者や各政党は、この点に留意し、感染予防対策を徹底する必要があります。
参考:公益財団法人明るい選挙推進協会の情報誌「Voters」のコロナ禍における選挙特集号
http://www.akaruisenkyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/voters59.pdf
東京都議会に請願提出
そこで、当会は渡辺大三幹事長名で、東京都議会に「コロナ禍における政治活動(選挙運動など)に関して一定の常識的対応を求める請願書」を提出し、以下の点を求めました。
①大規模な集会の自粛
②徒党を組んでの練り歩きの自粛
③無理に面会を求めない
④宣伝カー、選挙カーの多人数乗車の自粛
⑤その他感染拡大防止の徹底と新人・元職候補への周知
都議会の各会派、各議員におかれましては、何卒、この請願書にご賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
以下に請願書全文を掲載します。
コロナ禍における政治活動(選挙運動など)に関して一定の常識的対応を求める請願書
令和3(2021)年5月25日 提出
東京都議会議長 石川 良一 殿
郵便番号:184-0012
住所:小金井市中町3丁目26番15号 第三畑山コーポ301号室
地域政党「自由を守る会」幹事長 渡辺 大三
【紹介議員】上田令子
議員各位の都政発展に向けてのご奮闘に衷心より敬意を表します。
憲法第16条、請願法、地方自治法第124条、東京都議会会議規則の規定に基づき以下、請願いたします。
充実したご審査ののち、ご採択賜りますようお願い申し上げます。
【請願事項】
新型コロナウイルス感染症(covid-19)が全国的にまん延拡大する中、来月25日告示、7月4日投開票で、
都議会議員選挙が行われます。選挙活動が感染拡大・クラスター発生の契機とならぬよう、以下の対応を求めます。
1 屋内屋外を問わず、多数人を動員しての「集会」「事務所開き」「決起集会」「スタート集会」「大演説会」「個人演説会」「政談演説会」など、不特定への感染拡大行為は「3密」を避け自粛すること。
2 徒党を組んで、市内を練り歩き、走り回り、銀輪(自転車)行進するなどの、感染拡大行為は自粛すること。
3 相手方からの求めがないにもかかわらず市民宅や店舗・事務所に押しかけ呼び鈴を鳴らして玄関先に呼び立てるなどの、感染拡大行為は自粛すること。
4 宣伝カー、選挙カーの乗員人数を最低限に抑制し、多人数乗車などの感染拡大行為は自粛すること。
5 その他感染拡大防止に必要な措置を徹底的に講じること。
6 仮に本請願を採択または趣旨採択した場合、立候補準備を進めている元職や新人への周知を図ること。
【請願理由】
コロナ禍の都議選にあたっては、どのように立候補準備を行うか、あるいは選挙運動を行うか、各候補者・陣営スタッフが頭を悩ませていることは想像に難(かた)くありません。
もちろん、政策や実績、一定終了直後の都政の課題を都民に伝える最低限の活動は必要不可欠なものであり、駅頭や街頭での印刷物の配布や、ポスティング、郵送、新聞折り込み等による印刷物の配布、インターネットによる情報発信などは継続していただく必要があると考えます。
一方、国民・事業者に国や地方自治体から多くの活動の自粛を求められている中にあっては、立候補予定者・政治団体等にもそれ相応の常識的対応が求められます。
本来、法令で禁止される事項以外は、政治活動や選挙運動は自由ですが、広く都民・国民らに自粛を求めているお立場上、なにとぞ、請願趣旨をお汲み取りいただきますようお願い申し上げます。