私、さんのへあやは、2019 年に江東区区議会議員に初当選させていただいてから、一貫して、区民の皆様と同じ感覚で江東区政並びに江東区議会の税金の無駄遣い・不正癒着を追及して参りました。
今年 4 月に“クリーンで開かれた区政”を掲げて当選された木村新区長体制に切り替わったことを受け、議員としても、一区民としても大きな期待をしました。昨年、議長経験のある自民党の現職議員が逮捕されるという衝撃的な事件があって以降、汚職防止対策等検討会の発足や政治倫理条例の制定など、江東区議会はクリーンに生まれ変わろうとする改革の真っ只中であり、その後押しをしてくれるものと信じておりました。
早速、木村区長就任直後の第二回定例会において、区長公約の実現性を問う是々非々の議論を求めましたが、残念ながら本人より誠意ある回答は得られず、一度決まっていた私と区長との面談を一方的にキャンセルされるなど、木村区長が掲げた公約とは大きく異なる対応をとられることが続きました。
先に述べたとおり、昨年の事件を受け、クリーンに生まれ変わろうとする大事な局面において、“クリーンで開かれた区政”を掲げて当選した区長が、議会及び区民に対して真摯な対応をしないことなどあってはならないと考え、不本意ながら、区長に対して、議会の場で継続して説明責任を果たすよう求めることになりました。
この期間は、未だ報道に取り上げられていないものも含め、私のところに様々な区長に関する情報が寄せられました。元々議会で取り上げようとかねてから準備していたことに集中できず、区長を追及する場面が多くなり、先の選挙でトップ当選させていただいた議員として、区民の期待に応える議会活動ができているのか、大変に悩みました。
7 月 11 日に、木村区長の公職選挙法違反疑いの事案が初めて報道に取り上げられました。こうした報道を受けてもなお、木村区長は過ちを認めて改めようとする姿勢が見受けられず、他者に責任を押し付け、説明責任から逃れようとしていました。この姿を見て、大変残念に思われた区民の皆様も多くおられるかと思います。
“過ちて改めざる、是を過ちと謂う”。これは、論語に記されている言葉で、この意味は“間違う事が悪いのではなく、それを反省して改めない事が間違いだ”というものです。先の元自民党区議逮捕の報を受けた時にも引用した言葉ですが、ここでは敢えて、また同じ言葉を引用してご紹介します。
クリーンな区政を選挙中に謳って当選した木村区長、そしてその木村区長に対する各種報道がなされてもなお、全面的に擁護し続けた新時代会派をはじめとする議員や支持者の方々に、この言葉の意味を噛み締めてほしいです。
私はこれからも、二元代表制を担い、行政を律する立場である地方議員として、区民の皆様の利益に資するべく、子ども達にツケを回さない行財政改革と福祉向上に取り組んで参ります。
たとえ時間がかかっても、クリーンで開かれた区政は必ず実現させます。
令和 5 年 10 月 26 日
江東区議会議員 江東・自由を守る会
さんのへ あや