本日7月14日、東京都知事選挙が告示され、31日の投票日に向けて、17日間の選挙戦が展開されます。
先月15日の前知事の辞職以降、過去の知事選に繰り返された都民の声を耳を傾けない政治家による国政政党中心の候補者選びに追随することなく、地域のことは地域で解決するべく強い決意のもと、東京発、政界再生・活性化を目指し、都民益と自由・自治のため、主体性を持って、自由を守る会を支援すべき候補者の擁立・選定を進めてきました。
その結果、自由を守る会は、自民党衆議院議員の身分を捨て、無所属で立候補を表明した、小池百合子氏を全力で支援すべきと判断いたしました。
小池氏は現在63歳。1976年カイロ大学社会学科卒業後、アラビア語通訳を務め「ワールド・ビジネスサテライト」などでキャスターとして活躍しました。1992年「ズルイキタナイ政治家総とっかえ」を掲げた日本新党から政界に転身し現在まで参議院議員1期、衆議院議員8期連続当選。2003年9月環境大臣就任に加え、2004年内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)を兼任。元内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)。2007年7月には女性初の防衛大臣を務めておられます。
環境大臣時代には、「クールビズ」の仕掛け人として新語・流行語大賞を受賞。
小池氏は、私たちに対し、「大義」を国民が「共感」できる政治を心がけているとして、東京都政について「東京都は豊かな財源ゆえにかなり放漫経営になっている」と指摘し、「行財政改革に力を入れたい」としています。自民党都連と都庁官僚によるブラックボックス化して「伏魔殿」ともいわれる従来の都政運営に大改革のメスを入れるものと期待を大いに抱かせるものです。
小池氏の支援にあたっては、次の3点を自由を守る会として強く都民のみなさまに訴えてまいります。
①知事と都議会の関係健全化による都民中心の都政運営
②東京五輪を含む、公共事業などの利権・談合体質の打破
③初の女性知事誕生による、誰しもがかがやく持続可能都市Tokyo
①は、知事と都議会の関係健全化です。小池知事の誕生により、良い緊張関係をもった本来の二元代表制を実現できるものと期待いたします。
猪瀬氏、舛添氏と、二代に渡り知事が「政治とカネ」の問題により任期途中で辞任しました。このような、負の連鎖を断ち切り、都政の刷新、正常化を一刻も早く計るべきです。都議会は都政をチェックする立場であったにも関わらず、なれ合いで来たことが、これまでの議論無き台本棒読み議会、都民不在の都庁官僚による硬直的な都政運営、税金の無駄遣いとなってきたと考えます。本来の二元代表制が機能する知事として、あらゆるしがらみを断ち切り、労働組合、宗教団体など既得権益団体・圧力団体と一線を画す都政のトップリーダーとしては、小池氏こそが、最適任と考えております。
②は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向け、積極的な施策展開を進めることは当然ですが、同時に公共事業・補助事業などの利権・談合体質の打破を進めていかなければ、際限なく都民の税金・都の財産が投入されることになってしまいます。小池知事の誕生により、がけから飛び降りる勇気をもって、旧態依然とした公共事業の談合・利権体質、外郭団体への天下りネットワーク、さらに五輪組織委員会のブラックボックス体質の解明を小池知事のイニシアチヴによって力強く押し進めていただくことを期待するものです。
③は、初の女性知事誕生による、誰しもがかがやく持続可能都市Tokyoを目指すものです。
子ども・若者・女性が夢を描ける都政を進めていくことを期待いたします。責任を持つ地位に立つ女性比率が極めて低い日本のあり方を変えるべく、首都東京でモデルをつくること、子ども・若者についても国際水準のチャンスとチャレンジができる都政を推進するものです。
以上の3点をもちまして、自由を守る会の方向性と、小池氏のものが一致するものであり、知事選において全力をもって支援すべきものと判断したしました。
都民のみなさまおひとりおひとりから小池百合子氏への熱きご支援を心よりお願い申し上げます。
2016年7月14日
地域政党 自由を守る会