本日11月21日は東京の地域政党の草分け「地域政党自由を守る会」の設立記念日です。お陰様で結党10周年となり、改選のたびに議場に送り出して下さる地域の皆様に所属議員一同心より感謝申し上げる次第です。
10年前も、国政政党は相も変わらず政局争いに没頭し地域は置き去りとなっておりました。その後私は、「東京大改革」を信じ「地域政党」を標ぼうする「都民ファーストの会」の立ち上げに協力しましたが、結局小池百合子氏の権力の階段を上るための踏み台組織にに過ぎないことに気づき早々に離れました。
今再び、国政政局が大混乱し、新たな選択肢として空前の「地域政党」ブームが起ころうとしております。
人々はいつもいつも、
税金の無駄遣い・不正・癒着を質し、議会と行財政を改革してくれる政治の救世主を求めています。
我々は、「救世主」といった遠い存在ではなく身近な「必殺仕置き人」として、いつも地域にいて人々の中にあり、時に区長や市長や知事、行政を敵に回しても一歩も引かず議員力をもって闘い、個々の議員が地方議会から人々に政治を取り戻す「地域政党」でありたいと今日に至りました。
決して古びない私たちの、設立時の決意と結党宣言を是非ご一読下さい。
【地域政党自由を守る会設立にあたって】
私は、人々が誇りをもって、その人らしく、生きていくために必要なことは、まずもって「自由」を確保することだと考えています。
「あなたの自由も侵害しないけれど、私の自由も奪わないで欲しい。けれども、あなたの自由が奪われそうになったとき、困った時は徹底的に助け合いましょう。」 というのが理想的な社会だと思います。 わかりやすくいえば、 「困った時は助け合い、普段は互いの自由を尊重して、そっとしておく社会」。
「自由」とは、人類にとっての空気のようなもので、失って初めてそのかけがえのなさに気づくものです。
「自由」は、ちょっとしたリスクを引き受ける少しの勇気と、生きとし生けるものすべてに責任を持ちたいと願う愛の力を持つ個人のみが要求できるものです。
すべての人が、このかけがえのない「自由」の恩恵をうけることができる地域社会を実現することこそが、日本を動かす原動力になっていくものと確信しております。
多岐にわたる地域課題、日本を取り巻く喫緊の状況を鑑み、今こそ、政府・国政政治に翻弄されることのなく地域住民が主役となって地方自治と地方議会を動かしていくことが必要です。
そこで、自由・自主・自律の精神のもと、早急に地域に根差した政治の足場を組み直すことにしました。
「自由への足場づくり」これがローカルパーティ・地域政党「自由を守る会」の唯一の設立目的であり、志を同じくする仲間とともに私上田令子は、地域政党「自由を守る会」を設立します。
もって、私たちは、真の自由社会を希求し、さらなる高みを目指し、挑み続け、結党宣言に根差した精神・気風をあまねく人々とともに共有していくべく、行動していくことをお約束いたします。
平成26(2014)年11月21日 設立者 上田令子
【地域政党自由を守る会結党宣言】
1.本会は、自由主義、民主主義、市場主義、地域主義、個人主義を基調とした、自由・自主・自律の精神のもと、国民の選択の自由、政府からの自由、内心の自由を守り、人々がのびのびと個性を活かすことのできる社会の実現を目指す、自立した国民が結集して組織する地域政党です。
2.本会は、人を、家族を、郷土を、日本を、地球を愛するがゆえに、国・地方を問わず、政治・政府に意見を述べ、提言し、批判することができる仲間が集い、助け合い、行動する自由を守ります。
3.本会は、自立した国民と自治体議員のゆるやかな連帯に基盤を置いて地域主権型の運営をします。
4.本会の運営は分権型を基調とし、本会に所属する自治体議員は、その自治体に係る諸政策を、本会の理念の具現化を念頭に置いて、自らの責任において立案、実行します。本会は、各自治体の政策に関しては、いわゆる党議拘束を行いません。
5.本会は、民主政治の健全な発展に不可欠な情報公開・国民参画・国民協働を大胆に進め、行政や議会の不正やムダ遣い、天下りなどのあらゆる利権・談合を徹底排除する「行政改革」「財政改革」「規制改革」「議会改革」を断行します。
6.本会は、社会的弱者に選択と集中をした適切な支援が保障されるシステムの構築を目指し、その財源確保に常に留意します。財源の根拠がない「バラマキ福祉」は社会を疲弊し、財政を逼迫する大きな原因となるため認めません。
7.本会は、本会の理念を実現するために、必要に応じて国政政党や他の地域政党と対等、平等な立場で連携をします。
本会は、以上の「結党宣言」に賛同する国民、議員で組織します。
以上