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町田市議会議員選挙(定数36)は、44名が立候補し、同市長選挙と同時に、去る2月25日に執行され、同日深夜まで開票が行われました。
投票率は、42.35%となり、前回の41.33%から1ポイント余り上がりました。(開票結果は、こちら

 地域政党「自由を守る会」は、現職の新井よしなおに加え、新人の矢口まゆを推薦し、選挙戦に臨みました。
 その結果、矢口まゆは、3,526票(得票率:2.36%)を獲得し、19位で当選。新井よしなおは、2,475票(得票率:1.66%)を獲得し、36位で当選。国政政党と一線を画し、労働組合、業界団体、宗教団体等、既存の組織・団体の支援を全く受けていない中、本会として複数議席を獲得することができました。ことに、矢口まゆにおいては、市制施行以来、国政政党および生協組織の支援を受ける女性議員ばかりで占めらてきた中、町田市議会においてしがらみなく改革のできる女性議員誕生となりました。
 みなさまの暖かく力強いご支持、ご支援に、改めまして、深く心より感謝を申し上げます。

 今回の町田市におきます選挙全体を通してみると、市長選で現職の石阪丈一市長が、共産党・自由党推薦の次点候補に多選批判を受けたものの、ダブルスコアーを上回る安定した結果で四選を果たす中、市議選においても、自民党は公認候補者12名全員、公明党は公認候補者6名全員が当選し、国政与党が堅調な戦いぶりを見せました。
このような中、昨秋の衆院選直前に誕生した立憲民主党は、新人と現職を2位と5位で当選させ、得票率は7.83%に達しました。ただ、この煽りを受けたのか、共産党やかつて3議席を有したと生活者ネットは、ともに公認候補1名が落選し、立憲民主党の勢いが左派政党間の票の奪い合いに留まることを印象付けました。
また、同市議選に初めて臨んだ都民ファーストの会は、小池百合子特別顧問が期間中、応援に入ることはなく、現職1名の公認に留め当選はしたものの、得票率は2.69%と、公認候補5名中4名が落選した昨年11月の葛飾区議選や、唯一の推薦候補が落選した前週の日野市議会議員選挙に続き、劇的な退潮傾向の連鎖が繰り返されていることを顕著に印象付けることになりました。

 このような中、昨年10月に活動を再開した本会は、活動再開直後の葛飾区議会議員選挙に続き、町田市議選においても現職と新人各1名が当選し、6000票を超えるご支持を受け、得票率は4.02%に達しました。一重に、上田令子代表以下、メンバーが一丸となり、支援に取り組み、自由・自主・自律からなる基本理念が町田市民のみなさまからも受け入れられたものと、意を強くする大きな成果、大きな2議席を得ることができました。
 ただ、課題として、新井・矢口両候補とも当初、他候補に比べ出遅れ感が否めませんでした。最終盤の街頭における温かいお励ましと大きな盛り上がりにより、これを挽回できたものと確信しましたが、2議席目につきましては、次点者と64票差となり、葛飾区議選に続き最下位当選となりました。改革実績は他の議員の追随を許さぬものの、多数の市民に認知して頂くに至ってなかったものと思料するものです。これを課題として受け止めて、反省すべき点を見直し、今後の活動の糧にしていくべきものと考えております。
 改めまして、地域政党「自由を守る会」を全面に高らかに打ち出し、東京都内で10名となった議員や支援者・会員、地域住民の皆様とともに、日常活動を進めていく必要性と必然性を、今回の成果から痛感しております。
 町田市議選での取り組みにご尽力を賜りました、お一人お一人に感謝を申し上げるとともに、「自由を守る会」全体として成果と課題を分かち合って、今後の活動と来るべき自治体選挙、さらに来春の統一地方選挙に向け、一つでも多くの自治体で、一人でも多くの清新で地力のある候補を擁立し、仲間を増やしてまいります。
 今後とものご支持、ご支援を心より、よろしくお願い申し上げます。

平成30年2月27日
地域政党「自由を守る会」